妻が椎茸だったころ
オレゴンの老婦人が禁断の愛を語る「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」。彼に恋人が出来た、ほろ苦い思いを描いた「ラフレシアナ」。先に逝った妻がレシピ帳に残した言葉が、夫婦の記憶の扉を開く「妻が椎茸だったころ」。卒業旅行で訪れた温泉宿で出会った奇妙な男「蔵篠猿宿パラサイト」。一人暮らしで亡くなった伯母の家を訪ねてきた男が語る意外な話「ハクビシンを飼う」。五つの『偏愛』を収録した短篇集。
著者 | 中島京子 |
出版元 | 講談社 |
頁数 | 178頁 |
発行日 | 2013-11-22 |