小林秀雄とその戦争の時
自ら従軍記者を志願してまで、あの「戦争の時」に深く食い入り、かつて、ドストエフスキーが触知せざるを得なかった「時代」への苦悶に、まざまざと感応した小林秀雄―。中原中也、保田與重郎、武田泰淳、等々の周到な「補助線」を引きながら、文学の徒として「書く」ことの切実な「実存」を精緻に析出させてゆく長編論考。
著者 | 山城むつみ |
出版元 | 新潮社 |
頁数 | 309頁 |
発行日 | 2014-07 |
ISBN13 | 9784103359913 |
ISBN10 | 4103359919 |