
本でつくるユートピア
韓国のジャーナリズムが言論の自由を失っていった1970年代、新聞記者を辞めた筆者は出版社を起こした。書かれるべき本、読まれるべき本を、自分の手で出版するためだった。発禁処分も恐れずに『解放前後史の認識』に挑み、韓国人にとってタブーであった日本人著者の翻訳本『ローマ人の物語』(原作・塩野七生)はロングセラーとなった。「正しい歴史認識を追求しよう」という韓国人の願いが、過去の出来事の反省だけではなく、「今ここからの歴史を築く」という意味をもつことを、この本ではじめて知ることになるだろう。
出版元 | 北沢図書出版 |
頁数 | 437頁 |
発行日 | 2015-04-16 |
ISBN13 | 9784873710259 |
ISBN10 | 4873710251 |