エフィー・グレイ――ラスキン、ミレイと生きた情熱の日々

一九世紀半ば、ロンドン社交界の花形であり、前夫ジョン・ラスキンとの離婚、「ラファエル前派」の若き画家ミレイとの再婚で一大スキャンダルを巻き起こしたエフィー・グレイ。「悪妻」の誹りを受け、「ミレイにラファエル前派の理念を放棄させた」裏切り者と非難されてきた彼女であるが、その勇敢な行動は同時代の女性を解放し、「三角関係」の不名誉に苦しみながらも夫・ミレイを支え続けたその生涯には気高さが宿っている。初の本格的評伝。
著者 藤原章生
出版元 岩波書店
頁数 405頁
発行日 2015-05-27
ISBN13 9784000222938
ISBN10 4000222937

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