プルースト論 その文学を読む
『失われた時を求めて』への誘い。プルーストに影響を与えたラスキンの芸術論、そして『反サント=ブーヴ論』を入口に、「私」という「閉じられた瓶」の中に孤立し、断片化した「他者性」を、生命と自然、人生と芸術の織りなす豊かな広がりへ向けて解き放つ比喩の作用と小説の構造を解き明かす。巻末に登場人物と物語を要約する全七篇の解題付き。
著者 | 葉山郁生 |
出版元 | 響文社 |
頁数 | 412頁 |
発行日 | 2016-03-20 |
ISBN13 | 9784877991180 |
ISBN10 | 4877991182 |