『新しき土』の真実
「日独防共協定の産物」か、「ナチのプロパガンダ」か、果ては「国辱映画」か。若き原節子を“世界の恋人”たらしめた、戦前における「最初で最後の本格的輸出映画」の真相に切り込む力作。日独共同製作の裏側で囁かれ、現在でも定説として語り継がれる数々の嘘と虚報を、ドイツ側の視点も含めて丹念に検証し、『新しき土』という怪物が生み出した時代の精神を明らかにする。
著者 | 瀬川裕司 |
出版元 | 平凡社 |
頁数 | 374頁 |
発行日 | 2017-04 |
ISBN13 | 9784582282641 |
ISBN10 | 4582282644 |