アジアびとの風姿

人びとの夢のありかは、アジアだった!ここに知ってほしい人びとがいる...アジアにおける思想空間と人びとの旅路。司馬遼太郎や徳富蘇峰、中国学の狩野直喜や台湾慣習調査の岡松参太郎、電通創業者の光永星郎、諜報活動に従事した宗方小太郎や石光真清、日本人教習の中島裁之や中島半次郎など、アジア各地を自らの故郷と思い、生死の場としたあまたの人びとの軌跡が、ここに蘇る。日清・日露から台湾統治、韓国併合、満洲国建国の時代、これらの人びとは、近代のあるべき姿をどう思い描いたのか。閔妃暗殺事件、新聞発行、日本語教育など、深く歴史にかかわりながらも歴史の陰に埋もれた「アジアびと」の姿を描き出す。
著者 山室信一
出版元 人文書院
頁数 390頁
発行日 2017-04
ISBN13 9784409520666
ISBN10 4409520660

関連記事