アガンベンの身振り
国境を越えて活躍するイタリアの哲学者、ジョルジョ・アガンベンとは何者か。20年にわたる“ホモ・サケル”計画が完結し―正確に言えば“放棄”され―、近年には初の自伝『書斎の自画像』が出版された。これらを機に、“ホモ・サケル”全4巻9分冊とはいったい何だったのかをあらためて振り返り、その他の著作も再読することによって、自伝におけるアガンベンの告白「わたしはエピゴーネンである」の真意を探るとともに、ドイツの哲学者(ハイデガー、ベンヤミン)やフランスの哲学者(フーコー、ドゥルーズ、デリダ)たちとの、屈折した特異な関係にも迫る。
著者 | 岡田温司 |
出版元 | 月曜社 |
頁数 | 173頁 |
発行日 | 2018-07-10 |
ISBN13 | 9784865030587 |
ISBN10 | 4865030581 |