アフリカ眠り病とドイツ植民地主義
本書は、ドイツ連邦文書館に収蔵されている一次史料から、植民地統治において医学が果たした役割と、第一次世界大戦後のいわゆる「ヴェルサイユ修正主義」との関係を論じる。いまだ眠り病が撲滅されていないという状況を鑑みるとき、そこで描かれる「植民地の過去」は、この問題が単にドイツ史における逸話としては片づけられない広がりをもつことを示している。
著者 | 磯部裕幸 |
出版元 | みすず書房 |
頁数 | 357頁 |
発行日 | 2018-07 |
ISBN13 | 9784622085997 |
ISBN10 | 4622085992 |