フラナリー・オコナーの受動性と暴力
アメリカ南部を代表するカソリック作家、フラナリー・オコナー(1925-64)。彼女の文学世界は、なぜグロテスクで暴力的な光景に満ちているのか―。暴力と恩寵が混在したオコナーの文学/神学世界において、どのように登場人物の主体性が奪われ、神の啓示の前で受動的な存在になるのか、オコナー文学が内包する倫理に着目する。
著者 | 山辺省太 |
出版元 | 彩流社 |
頁数 | 284頁 |
発行日 | 2019-03 |
ISBN13 | 9784779125737 |
ISBN10 | 4779125731 |