私の肌の砦のなかで
「土地からの不吉な出立を試みるぼくの誕生日は、にわか雨によって祝福された...」時は第二次大戦中。少年の成長、そして旅立ちが、動乱に揺れるカリブ海の島バルバドスの命運と重なる。彼はなぜ土地から離れなければならなかったのか?生まれた場所から移動することで初めて知ることとは?エドワード・サイードやスチュアート・ホールらが重視するポストコロニアル思想の原点。バルバドス出身の作家ジョージ・ラミングの小説、初めての全訳。
著者 | ジョージ・ラミング |
出版元 | 月曜社 |
頁数 | 478頁 |
発行日 | 2019-05-25 |
ISBN13 | 9784865030754 |
ISBN10 | 4865030751 |