国民国家と不気味なもの
男たちを獣に変える女、寸断された兵士の死体、国家を蝕む伝染病―フロイトの論を手がかりに、日露戦前・戦後の文学空間に取り憑く「不気味なもの」をたどりつつ、国民化の抑圧と民衆の抵抗の力学を鮮やかに剔抉する。国民国家論更新の試み。
著者 | 堀井一摩 |
出版元 | 新曜社 |
頁数 | 406頁 |
発行日 | 2020-03 |
ISBN13 | 9784788516786 |
ISBN10 | 4788516780 |