偶発事の存在論

大震災、パンデミック、事件、事故、出来事、アクシデント...。言葉にしたり思い起こしたりすることで整理をつけることができない偶発事によって、個人の生活史が決定的な形で断ち切られ、壊されてしまう。しかし、傷ついた同一性が再び元の自分に戻ることの、この不可能性から、ひとつの存在様式が立ち現れる。私たちの生存を可能にし、思考に形を与える「可塑性」とは何か。
著者 カトリーヌ・マラブー
出版元 法政大学出版局
頁数 185頁
発行日 2020-04
ISBN13 9784588011160
ISBN10 4588011162

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