土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎
縄文時代に大量に造られた素焼きのフィギュア=「土偶」。謎めいたその姿をめぐって、土偶の研究は明治、大正、昭和、平成、令和と130年以上にわたって繰り広げられてきた。その「正体」については「妊娠女性説」や「地母神説」などがあるが、いずれも確証が得られておらず、縄文土偶はいまだに詳細不明の遺物となっている。本書では、土偶の形態を具体的に分析するイコノロジー研究の手法と、環境文化史・民族植物学を含む最新の考古研究の実証データを用いることで、ついに土偶の「真実」を明らかにする。
著者 | 竹倉史人 |
出版元 | 晶文社 |
頁数 | 347頁 |
発行日 | 2021-04 |
ISBN13 | 9784794972613 |
ISBN10 | 479497261X |