エルサレム〈以前〉のアイヒマン
アドルフ・アイヒマンは本当に「悪の陳腐さ」を体現する人物なのか?逃亡先のアルゼンチンで彼は独白を書き連ね、旧ナチに囲まれ大いに語った。1300枚に上るその記録に現れるのは、ナチズム信奉、ユダヤ人絶滅という仕事への自負、権力への執着。エルサレムの囚人となった後は、自己を正当化する8000枚もの文章を書き遺した。この膨大な史料に初めて体系的に取り組み、これまでの通念を覆した重要著作。
著者 | ベッティーナ・シュタングネト |
出版元 | みすず書房 |
頁数 | 676頁 |
発行日 | 2021-05 |
ISBN13 | 9784622089605 |
ISBN10 | 4622089602 |