習慣の精神史

アレクサンダー大王麾下のピュロンと、古代インド思想の出会いがもたらしたギリシャのピュロニズム。その系譜は500年後のセクストゥス・エンピリクス、1900年後のモンテーニュに引き継がれ、そのエポケーしてさらに探究を促す哲学は習慣と切り結んでデカルトやパスカルに影響を及ぼす。著者の広範かつ柔軟な発想と文献渉猟は、本居宣長やベルクソン、ニーチェなどを包み、知への飽くなき興味を満喫させる人文書の白眉。
著者 三宅中子
出版元 西田書店
頁数 586頁
発行日 2021-10-22
ISBN13 9784888666602
ISBN10 4888666601

関連記事