唐十郎のせりふ
市井の労働者が抱く孤独な妄想とフェティシズム。それはやがて言葉の坩堝となり、劇的想像力を呼び起こす......。日本を代表する劇作家・唐十郎。その後期作品はプロレタリア文学と幻想文学を止揚し、21世紀芸術の鉱脈を掘り当てたが、しばしば「難解」と評されてきた。長年その公演を観続けてきた小熊賞詩人が今、「文学探偵」となり、迷宮構造を鋭く解き明かす。
| 著者 | 新井高子 |
| 出版元 | 幻戯書房 |
| 頁数 | 323頁 |
| 発行日 | 2021-12 |
| ISBN13 | 9784864882392 |
| ISBN10 | 4864882398 |
