歯車にならないためのレッスン
人間は群れたがる生きものである。でも、だからこそ、僕たちには違和感を忘れないための訓練が必要だ。
過剰に安心・安全が求められるセキュリティ社会。不安や恐怖を煽られたひとびとは、群れ、馴れ、そして個を失う。その先に待ち受けていたのが、政権の暴走であり、死刑の追認であり、「自粛警察」の跋扈だった。
集団化に走る社会の「歯車」になることを拒み、負の歴史がつくってきた轍を二度と踏まないために。反骨のドキュメンタリストが倦むことなく違和感を表明してきた、この6年間の思考の記録。
過剰に安心・安全が求められるセキュリティ社会。不安や恐怖を煽られたひとびとは、群れ、馴れ、そして個を失う。その先に待ち受けていたのが、政権の暴走であり、死刑の追認であり、「自粛警察」の跋扈だった。
集団化に走る社会の「歯車」になることを拒み、負の歴史がつくってきた轍を二度と踏まないために。反骨のドキュメンタリストが倦むことなく違和感を表明してきた、この6年間の思考の記録。
著者 | 森達也 |
出版元 | 青土社 |
頁数 | 349頁 |
発行日 | 2023-04 |
ISBN13 | 9784791775514 |
ISBN10 | 4791775511 |