奥歯を噛みしめる
心の傷もわかりあえなさも、すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった―この世の片隅の声に耳を澄ませる詩人が、父、母、少女時代の傷、シンボルスカの詩との出会い、そして回復までを語る。奥歯を噛みしめて耐えること。奥歯を噛みしめて愛すること。何もできなかったあの頃。それは、詩がうまれゆく時間であった。震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。
著者 | キム・ソヨン |
出版元 | かたばみ書房 |
頁数 | 232頁 |
発行日 | 2023-11 |
ISBN13 | 9784910904016 |
ISBN10 | 4910904018 |