サレ・エ・ペペ

人は食べる。いつも食べる。だが「食べる」とは、過去の自分が食べてきたものを、個人的に想い出すことである。と同時にそれは、歴史によって形成され準備されてきた体験でもある。ぶっかけ飯や缶詰をどうとらえるか。肉食とは、野草食とは何なのか。そもそも日本人にとって、「国民料理」とは何なのか。食材や料理のなかには「見えない政治」が働いている―。「執筆で忙しいときに作る、ものすごく簡単な料理一覧」では、著者のとっておきレシピを初公開。
著者 四方田犬彦
出版元 工作舎
頁数 380頁
発行日 2023-10
ISBN13 9784875025580
ISBN10 4875025580

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