権威主義体制にとって選挙とは何か

現在世界の大半を占める権威主義国において、選挙はいかなる役割を担っているのか。従来「体制維持」を目的に行われると考えられるのが一般的だったが、本書は7カ国の事例分析を通してそこにより多様な意図があること、さらにその意図が容易には達成されず、選挙結果をコントロールしようと独裁者たちが試行錯誤を繰り返していることを印象的に描き出す。不明な点が多い権威主義国の統治メカニズムを明らかにする画期的研究。
著者 山田紀彦編
出版元 ミネルヴァ書房
頁数 266頁
発行日 2024-02
ISBN13 9784623097005
ISBN10 4623097005

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