実存主義者のカフェにて

「本は人生をすっかり変えてしまう。この事実を、ほかのどんな現代哲学よりもはっきり証明してみせたのが、1950年代から60年代にかけて世界じゅうに広まった実存主義だった」

1933年、パリ・モンパルナスのカフェで3人の若者、 ジャン=ポール・サルトル、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、レイモン・アロンが、 あんずのカクテルを前に、現象学について語り合っていた。 ここから生まれた新しい思想は、 やがて世界中に広がり、第二次世界大戦後の学生運動、公民権運動へとつながっていく――

ハイデッガー、フッサール、ヤスパース、アーレント、メルロ=ポンティ、レヴィナス、カミュ、ジュネ......哲学と伝記を織り合わせたストーリー・テリングによって多くの読者を魅了した傑作ノンフィクション。

27か国で刊行! ニューヨークタイムズ「今年の10冊」(2016年)
著者 サラ・ベイクウェル
出版元 紀伊國屋書店
頁数 592頁
発行日 2024-03
ISBN13 9784314012041
ISBN10 4314012048

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