瑠璃光の曠野へ

アメリカ詩にみる森の伝統、エマソン、ソローにはじまる「野生」の詩心が東洋思想、仏教、禅思想の「無為自然」と響同するところに羅針をあて、ガートルード・スタイン、リンドレー・W・ハベル、ゲーリー・スナイダーに至って、この交接が壮大な詩的世界、現代の生態学的危機と人間倫理の根源にたつ対抗文化を孕むこととなった道筋をたどる文学評論。それは同時に、現代に生きる禅の「野生」を問うものでもある。
著者 三芳康義
出版元 言叢社
頁数 276頁
発行日 2008-11
ISBN13 9784862090263
ISBN10 4862090265

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