「孫玉福」39年目の真実
戦争と別離、貧困・蔑視、養父母の愛、大躍進、日本人としての苦悩と蹉跌、国籍選択、赤十字への手紙、文化大革命、吊るし上げ、当局による監視...1970年、日中の国交が断絶していた時代に、自力で奇跡の帰国を果たした男がいた。歴史に翻弄されながら、もうひとつの「戦後」を逞しく生き抜いたその人物―城戸幹が記す数奇にして凄絶な運命の物語。『遥かなる絆』の実在の主人公による、さらなる壮絶な手記。
著者 | 城戸幹 |
出版元 | 情報センター出版局 |
頁数 | 391頁 |
発行日 | 2009-04-16 |
ISBN13 | 9784795850125 |
ISBN10 | 4795850127 |