ハンナ・アーレントと共生の〈場所〉論
1940年代、アーレントは何を思いパレスチナ人とユダヤ人の共存国家論を論じたのか。初期論考が収められた『ユダヤ論集』から『革命について』『エルサレムのアイヒマン』までを分析。シオニズムへの批判から連邦制の理論が紡がれるまでの洞察を読み直す。“場所”を失い難民となった一人の思想家による、他者と共生する“場所”の未来像を示す。第5回東京大学而立賞受賞。
著者 | 二井彬緒 |
出版元 | 晃洋書房 |
頁数 | 248頁 |
発行日 | 2025-02 |
ISBN13 | 9784771038981 |
ISBN10 | 4771038988 |