悪魔崇拝とは何か

サタンは、西洋の社会・文化にどのような影響を与えてきたのか――。
現代悪魔崇拝の起源を求めて、古代から現在に至るサタニズムの歴史を博捜。
さらに、サタニズムに関する事実と虚構の両方を対象にし、かつそれらの相互関係をも解明してゆく。
サタンが体現してきたのは〈自由〉という価値観であり、抑圧への抵抗を象徴するものだったのである。

目次


第1章キリスト教によるサタニズムの発明
間奏曲一〈18世紀――サタンの死?〉
第2章ロマン派におけるサタンの復興
第3章一九世紀の対抗文化におけるサタン
間奏曲二〈シャルル・ボードレール――サタンへの連祷〉
第4章ユイスマンスと仲間たち
第5章サタンのシナゴーグの暴露
第6章サタンのシナゴーグの暴露――続きと結論
間奏曲三〈一九世紀の宗教的サタニズム――事実かフィクションか〉
第7章二〇世紀への道筋
第8章初期サタン教会の苦難
間奏曲四〈思春期サタニズム、メタル・サタニズム、サイバー・サタニズム〉
結論

解説藤原聖子
著者 ルーベン・ファン・ラウク
出版元 中央公論新社
頁数 696頁
発行日 2025-03
ISBN13 9784120059094
ISBN10 412005909X

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