ブリューゲルの〝劇場〟
本書の書名『ブリューゲルの〝劇場〟―罪、祝祭、諺』には、画家ブリューゲルが人間のさまざまな罪深い営みを〝舞台上で演じる役者の名演技〟のように描いている、というメッセージを込めた。また人間は祝祭を歓迎するものの、それに没頭する行為には欲望が潜んでいる、というメッセージもある。さらにブリューゲルはそうした人間模様に同時代のポピュラーな諺を織り込み、ヴィジュアル効果を使って諺の道徳教訓性を伝えている、というメッセージもある。(本書「あとがき」より引用)
約300点にのぼるフルカラーの図版とともに綴られた、ブリューゲル研究に心血を注ぐ著者、渾身の研究成果。
約300点にのぼるフルカラーの図版とともに綴られた、ブリューゲル研究に心血を注ぐ著者、渾身の研究成果。
著者 | 森洋子 |
出版元 | 中央公論美術出版 |
頁数 | 492頁 |
発行日 | 2025-03 |
ISBN13 | 9784805509890 |
ISBN10 | 4805509899 |