マルティン・ニーメラー

「はじめに彼らは共産党員に向かってきたが、私は声を上げなかった――共産党員ではなかったから。つぎに彼らは労働組合員に向かってきたが、私は声を上げなかった――労働組合員ではなかったから。それから彼らはユダヤ人に向かってきたが、私は声を上げなかった――ユダヤ人ではなかったから。そして彼らが私に向かってきたとき、私のために声を上げてくれる人はひとりも残っていなかった」

この有名な言葉を残したニーメラーは、最初からリベラルな平和主義者なのではなかった。アメリカの気鋭の歴史家が、保守的な思想の持主であったニーメラーがいかにして自己変革を遂げていったかを、聖人視を排して史的・批判的に辿った最新の評伝。
著者 マシュー・D・ハケネス
出版元 新教出版社
頁数 400頁
発行日 2025-08
ISBN13 9784400213475
ISBN10 4400213471

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