お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2025年2月7日号


【特集】
対談=朝宮 運河×若林 踏
<ホラーとミステリの交叉点>
令和のホラーブームと現代ミステリの境界を探る
【本紙イントロより】
令和のホラーブームの中で、ホラーとミステリの現在地はどこに? 一月一六日、怪奇幻想ライターの朝宮運河さんとミステリ書評家の若林踏さんをゲストに、ホラーとミステリについて語るオンライン対談を実施した(読書人WEBでアーカイブ視聴可※有料)。本紙ではイベントの様子と、配布したブックリストの一部を抄録する。(編集部)
ホラー/ミステリ好きとして、令和のホラーブームを記録しておきたい。せっかくなら、ホラーとミステリの共通点や相違点も考えてみたい。もっと言えば、ホラーミステリを考える参考となるブックリストが欲しい。
そんな強欲すぎるお願いを年末の迫る大変お忙しい時期にご相談し、実現したのが今回の対談でした。ご相談した内容を改めて書きだしてみて、我ながら欲深さに笑ってしまいます。が、朝宮さんと若林さんは上記よりもさらに詳しく、ブックリストにない作品も紹介しながら両ジャンルについて解説くださいました。テーマや切り口も多岐にわたっており、ホラー好きもミステリ好きも楽しめる対談となっています。朝宮さん、若林さん、そしてご視聴いただいた皆様に深く感謝申し上げます。 対談をご視聴いただいた方は、お二人の知識の広さと深さに驚かれたのではないでしょうか(対談の後ろで写真を撮影していた私は、なぜお二人は書籍の正確な刊行年が頭に入っているのだろうと目を丸くしていました)。とはいえ残念ながら、紙面幅の都合でお話のすべては新聞に掲載できておりません。質疑応答含め気になる方は、アーカイブ配信(※有料)をご覧いただけますと幸いです。アーカイブ配信をご購入いただいた方へのブックリストには、各書籍にお二人の「ひとことコメント」が付いております。「ひとことコメント」は紙面には掲載していない、購入者限定特典となっています。下記リンクよりアーカイブ配信をご購入いただけますのでぜひ、お申込みいただけると嬉しいです。感想もお待ちしています。(N)
>>アーカイブ配信のご購入はこちらから<<
【今週の読物】
▽海外文学・研究書特集/鼎談=「この世界の想像力」長瀬海・荒木駿・須藤輝彦(6・7)
▽論潮・2月(高木駿)(3)
▽文芸・2月(山田昭子)(5)
◇連載=「映画の不連続性」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)378(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉『ロニー・スペクター自伝 ビー・マイ・ベイビー』(村山竣哉)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 677(横尾忠則)(8)
◇連載=百人一瞬 Crossover Moments In mylife 49・やなぎみわ(小林康夫)(8)
◇連載=American Picture Book Review 93(堂本かおる)(8)
【今週の書評】
〈3面〉
▽ニキフォロス=ヴリエニオス著『歴史』(仲田公輔)
▽土屋礼子著『占領期のメディアとインテリジェンス』(松尾理也)
〈4面〉
▽アンソニー・R・ウェルズ著『ファイブ・アイズ』(兼原信克)
▽ジョン・ミクミライアン著『ビートルズvs.ストーンズ』(宮入恭平)
▽「東京かわら版」編集部編『落語家の本音』(真木由紹)
〈5面〉
▽小川哲著『スメラミシング』(藤田直哉)
▽村山由佳著『PRIZE』(小谷野敦)
〈7面〉
▽小柴一良著『水俣物語』(香室結美)
▽佐藤彰宣著『石山賢吉の決算』(阪本博志)
▽小宮正安著『ベートーヴェン《第九》の世界』(沼口 隆)