偶然にして最悪の邂逅

あの日、あの時のこと憶えていますか?

怒濤の展開で過去と現在が入り交じる、

“日常の中の非日常”を、

絶妙な筆致で描く全5編

デビュー25周年を迎えた西澤保彦、

円熟の本格ミステリ短編集


気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、38年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ? トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」。高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、過去と現在が交差しながら、怒濤の展開へと突き進む、“日常の中の非日常”を魅惑的な筆致で贈る全5編。デビュー25周年を迎えた著者の、記念すべきミステリ短編集。


【収録作】

「ひとを殺さば穴ふたつ」

「リブート・ゼロ」

「ひとり相撲」

「間女の隠れ処」

「偶然にして最悪の邂逅」

著者 西澤保彦
出版元 東京創元社
頁数 274頁
発行日 2020-12-11
ISBN13 9784488028312
ISBN10 4488028314

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