路傍の反骨、歌の始まり
人は祈る、自分のためにではなく、自分以外の誰かのために。もっとも遠くて、もっとも無力で、もっとも孤独な地にこそ、この世を救う祈りはある。作家として書きながら、歌と語りの旅を続けてきた姜信子。虐げられた人々の物語を歌い続けてきたフォーク・シンガー中川五郎。祈りと物語をたずさえて、遠く、深く、旅を続けるふたりから、いま手紙が届く。友よ。笑え、歌え、語れ、踊れ、そしてじっと耳を澄まして、旅をゆけ。
著者 | 姜信子 |
出版元 | 港の人 |
頁数 | 173頁 |
発行日 | 2021-03-06 |
ISBN13 | 9784896293883 |
ISBN10 | 4896293886 |