ここは何処、明日への旅路
一九八〇年代、バブル景気、冷戦の終結に向けて動く社会の中で、新左翼各派はうちつづく党派闘争(内ゲバ)で混迷を深めていった。先細りする組織の中で、中年となった“軍人”には“闘争の意味”とともにもう一つ悩みがあった。息子が“新新宗教オウムなんとか教”入信・出家するという。息子の奪回をくわだて、“軍人”は培ったゲバルト技術で立ち向かう―。
著者 | 小嵐九八郎 |
出版元 | アーツアンドクラフツ |
頁数 | 374頁 |
発行日 | 2021-03 |
ISBN13 | 9784908028588 |
ISBN10 | 4908028583 |