ヴァイゼル・ダヴィデク
旱魃が続き、海が魚の死骸で埋め尽くされた1967年の夏。その異常な季節を、語り手「僕」と仲間たちは、ヴァイゼルというユダヤ人少年と共に過ごした。夏の終わりヴァイゼルは姿を消す。そのときから今に至るまで、「僕」は問い続けている―「ヴァイゼルとは何者だったのか」と。発表されるや「10年に一度の傑作」と絶賛され、作者ヒュレの名を一躍高らしめたデビュー長編、待望の邦訳刊行。
著者 | パヴェウ・ヒュレ |
出版元 | 松籟社 |
頁数 | 351頁 |
発行日 | 2021-03 |
ISBN13 | 9784879843982 |
ISBN10 | 4879843989 |