文学部という冒険
文学部に対する風当たりは、以前にもまして強くなっている。当の文学部自体が自信喪失して、さまざまに姑息な小手先の「改革」によって、この逆風を乗り切ろうとしているかのようである。本書は、そんな世の流れに真っ向から反抗して、臆面もなく旧き良き人文学の意義を唱えようとするものである。文学部は、より深く反時代的に、その伝統と本分に立ち返ることによってのみ、その使命を果たすことができるからである。
著者 | 田島正樹 |
出版元 | NTT Shuppan |
頁数 | 224頁 |
発行日 | 2022-02 |
ISBN13 | 9784757143593 |
ISBN10 | 4757143591 |