哲学のアンガジュマン:サルトルと共に問う暴力、非理性、デモクラシー
哲学は現代世界が抱える深刻な課題にいかに建設的に関与しうるのか。デモクラシーの危機、社会の分断と格差、戦争、無数の形を取る暴力などに立ち向かうために、ギリシャ哲学やデカルト、パスカルと関連づけながら、サルトル哲学の最も根本にある存在論と、そこから発展した暴力論を考察する。心理学、経済学、国際政治学など他領域の知との接点にも着目し、いまデモクラシーの担い手にとっていかに哲学的アンガジュマンの再挑戦が可能かを探る。
著者 | 生方淳子 |
出版元 | 法政大学出版局 |
頁数 | 412頁 |
発行日 | 2025-03 |
ISBN13 | 9784588151439 |
ISBN10 | 4588151436 |