世界の終わりの最後の殺人
突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには百名を超える住民と、彼らを率いる三人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により“エービイ”と名づけられたAIに管理されていた。だが平穏は破れた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧の到達まで四十六時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること―。果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは?そして真犯人は誰なのか?現代本格ミステリ・リヴァイヴァルを牽引する鬼才タートン、『イヴリン嬢は七回殺される』『名探偵と海の悪魔』に続く第三作は、特殊設定SF犯人捜しミステリだ!
著者 | スチュアート・タートン |
出版元 | 文藝春秋 |
頁数 | 424頁 |
発行日 | 2025-03 |
ISBN13 | 9784163919584 |
ISBN10 | 4163919589 |