鎌倉仏教革命

鎌倉新仏教。
それは日本の近代化を準備した
「革命」だった!

平安末期から鎌倉期にかけて、仏教の原理を掘り下げ、社会革命の火をつけた天才たちがいた。
農民を団結させ、日本人の精神をつくり変えた法然、道元、日蓮の知の格闘が世界的な文脈でよみがえる。


ヨーロッパの近代化を導いたのは宗教改革。
では、日本はなぜ、江戸から明治へとスムーズに近代化できたのか?
その答えは800年前の「鎌倉仏教革命」にある!

法然『選択本願念仏集』、道元『正法眼蔵』、日蓮『開目抄』——
彼らの思想は、政治権力や経済のメカニズムを超えたところで、仏教の原理を掘り下げ、新たな仏教のかたちを打ち立てた。
それは農民の共同体を基盤に、日本人の精神性を変革し、日本社会の近代化を準備したのだった。
西欧の宗教改革よりも300年早い近代の萌芽を、社会学者・橋爪大三郎が鮮やかに描き出す。
著者 橋爪大三郎
出版元 サンガ新社
頁数 384頁
発行日 2025-03
ISBN13 9784911416006
ISBN10 4911416009

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