星になっても

最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記......そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。

哲学者の著者が、父の死をきっかけに書き綴った、喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。

「どうしてじいじは死んじゃったの?」

息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。
大切な人を亡くしたとき、私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう?


【装丁・装画】鈴木千佳子
著者 岩内章太郎
出版元 講談社
頁数 256頁
発行日 2025-04
ISBN13 9784065391365
ISBN10 4065391369

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