パリの最後の夜
『ナジャ』と並ぶ、
謎めいたファムファタル
1920年代の夜のパリ。謎の女ジョルジェットにいざなわれた語り手は、セーヌ河岸で犯罪を目撃する……。ジュルジェットはパリだ、パリの夜そのもの。幻想・神秘・偶然は、この娼婦のファムファタルの圏内でうごめく――
『ニック・カーター』を愛読していたスーポーが綴る犯罪小説は、読者を闇の迷宮へと誘う。『ナジャ』と比べて味わいたい、パリとパリの女の驚異を描いたシュルレアリスム小説。初訳短篇『オラス・ピルエルの旅』『ニック・カーターの死』を併録。読み応えある詳細解説111頁添え。
謎めいたファムファタル
1920年代の夜のパリ。
『ニック・カーター』を愛読していたスーポーが綴る犯罪小説は、
著者 | フィリップ・スーポー |
出版元 | 国書刊行会 |
頁数 | 400頁 |
発行日 | 2025-04-04 |
ISBN13 | 978-4-336-07703-5 |