幻の巨大火薬工場その実像
太平洋戦争勃発直前、全国11か所に、武器・弾薬のうち、主として弾薬の製造を担った製造工場が存在したことはあまり知られていない。本書は、その中でも全国最大規模の広さと製造量を誇った坂ノ市製造所(大分市東部)がどのような経緯でそこに設置され、戦後どう処理されていったかを、当時の時代状況とともに克明に解き明かしていった労作。各地方は〈戦争〉をどう体験したのか、そして〈戦後〉とはどのような状況のことなのかを、資料、遺構、当事者への聞き取り等から実相を描き出す。戦後80年の今を照らす光源として。
| 著者 | 藤井通彦 |
| 出版元 | 弦書房 |
| 頁数 | 288頁 |
| 発行日 | 2025-07 |
| ISBN13 | 9784863293106 |
| ISBN10 | 4863293100 |
