野暮は承知の落語家論
落語家にとって「芸」とは何か。人生の歩みがどのように芸に生かされ、芸が磨き上げられてきたのか。落語家一人一人が人生をかける芸の魅力はどこにあるのか。
35年間、落語を聴き続ける社会学者が、落語家の「人生と芸」を軽妙な筆致で描く。
落語の基本的な知識を押さえたうえで、本人や関係者が語る言葉、評論家の文章、通った高座の記憶から、落語家の古今亭志ん朝、立川志の輔、柳家喬太郎、春風亭一之輔、俳優の小沢昭一、講談師の神田伯山のライフヒストリーを丁寧に浮き彫りにする。
古典から新作まで、様々な落語や芸を練り上げる6人に通底する「承知のうえでの野暮」=観客を選ばない芸という側面に光を当て、笑いという希望を多くの人に与える落語家の「人生と芸」の奥深さを描き出す。
【目次】
まえがき
第1章笑いという希望――落語
第2章若旦那のキョウジ――古今亭志ん朝
第3章座布団の上の演劇――立川志の輔
第4章 「間」の可能性――柳家喬太郎
第5章生活者の了見――春風亭一之輔
第6章新天地からふるさとへ――小沢昭一
第7章野暮さえも飼いならす――神田伯山
野暮を承知で――あとがきにかえて
35年間、落語を聴き続ける社会学者が、落語家の「人生と芸」を軽妙な筆致で描く。
落語の基本的な知識を押さえたうえで、本人や関係者が語る言葉、評論家の文章、通った高座の記憶から、落語家の古今亭志ん朝、立川志の輔、柳家喬太郎、春風亭一之輔、俳優の小沢昭一、講談師の神田伯山のライフヒストリーを丁寧に浮き彫りにする。
古典から新作まで、様々な落語や芸を練り上げる6人に通底する「承知のうえでの野暮」=観客を選ばない芸という側面に光を当て、笑いという希望を多くの人に与える落語家の「人生と芸」の奥深さを描き出す。
【目次】
まえがき
第1章笑いという希望――落語
第2章若旦那のキョウジ――古今亭志ん朝
第3章座布団の上の演劇――立川志の輔
第4章 「間」の可能性――柳家喬太郎
第5章生活者の了見――春風亭一之輔
第6章新天地からふるさとへ――小沢昭一
第7章野暮さえも飼いならす――神田伯山
野暮を承知で――あとがきにかえて
| 著者 | 工藤保則 |
| 出版元 | 青弓社 |
| 頁数 | 235頁 |
| 発行日 | 2025-10 |
| ISBN13 | 9784787274786 |
| ISBN10 | 4787274783 |
