江藤淳

★えとう・じゅん=文芸評論家一九三二(昭和七)年一二月東京生まれ。本名江頭淳夫(えがしらあつお)。慶應義塾大学英文科卒。在学中、『三田文學』に「夏目漱石」を発表。清新かつ個性的な批評家の出現だと注目を浴びた。大学卒業後は、当時台頭した大江健三郎ら戦後世代の文学を補完する批評活動として評価されるとともに、六一年刊行の『小林秀雄』で評論家としての地位を確立した。七〇年『漱石とその時代』で第一八回菊池寛賞、第二三回野間文芸賞を受賞。七六年には第三二回日本藝術院賞を受賞した。ほかの著書に『アメリカと私』『成熟と喪失』『海は􄼻える』など。本紙には、三島由紀夫『文章読本』、正宗白鳥『今年の秋』、大岡昇平『花影』、吉本隆明『言語にとって美とはなにか1』などの書評を寄稿。本紙に掲載された江藤の著書の書評として埴谷雄高氏による『日付のある文章』、野口武彦氏による『成熟と喪失』など

評者としても活躍されています

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