
安部公房
★あべ・こうぼう=小説家・劇作家
一九二四(大正一三)年三月東京生まれ。本名は公房(きみふさ)。幼少年期を満州(中国東北地方)の奉天で過ごし、そこで敗戦を迎えた。戦後、花田清輝、岡本太郎が発足した「夜の会」に参加。一九四八年東大医学部在学中に「終りし道の標べに」を発表し、実存主義的な作家としてデビューした。五一年「壁―S・カルマ氏の犯罪」で第二五回芥川賞を、六二年『砂の女』で第一四回読売文学賞を受賞。戯曲作品では五八年「幽霊はここにいる」で第五回岸田演劇賞を、六七年「友達」で第三回谷崎潤一郎賞を受賞。ほかの著書に『闖入者』『第四間氷期』『燃えつきた地図』『棒になった男』『箱男』『方舟さくら丸』など。
本紙には、石川淳『霊薬十二神丹』、長谷川四郎『ベルリン物語』などの書評を寄稿。本紙に掲載された安部作品の書評として小島信夫氏による『砂の女』、黒井千次氏による『安部公房戯曲全集』、佐伯彰一氏による『密会』など。
評者としても活躍されています
- 安部公房 著者/編者