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【What’s New!】週刊読書人2026年4月24日号

【What’s New!】週刊読書人2026年4月24日号

【特集】
鼎談=庄司宏子×木村朗子×西成彦
<災害の世紀に、文学にできること>
『〈災害〉文学の可能性』(作品社)刊行を機に

【本紙イントロより】 
 『〈災害〉文学の可能性』が作品社より刊行された。この災害の世紀に改めて、〈災害〉の記憶を文学で語るとはどういうことなのか、〈災害〉文学は何を可能にするのか、という問題に取り組んだ論集である。刊行を機に編著者で米文学者の庄司宏子氏、執筆者で日本文学者の木村朗子氏と比較文学者の西成彦氏に鼎談をお願いした。

【編集室から】

 「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ」――文学も内包した問題を時をかけて検証する役割を持つと、〈災害〉文学の鼎談で感じた。終面の解放文学についての対談でも、社会に巣食う根源的に変わらない差別構造を、文学によって掘り起こし、解きほぐす一助となると。コスパともタイパとも真逆だが、文学という営みにしかできないことがあり、人にとって必要なものであることを確かめられた。二冊の本から改めて気づかされたこの社会への〝もやもや〟感を大事にしたい。 (S)

【今週の読物】

▽宮本正人×黒川みどり『解放文学の軌跡』(田畑書店)刊行を機に(8・7)
▽追悼=山中恒(野上暁)(7)
▽いい本を読みましょう=伊藤太一著『シン・ビリオネア思考』(7)
◇連載=「リュミエール兄弟の映画の再考」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)434(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉アンソニー・エリオット『デジタル革命の社会学』(伊藤左将)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」28(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)735(7)

【今週の書評】

 〈3面〉
▽佐藤嘉幸著『新自由主義権力と抵抗』(近藤和敬)
▽倉方健作編著『「ふらんす」100年の回想』(原 大地)
▽高橋順一著『「三・一一以後」の世界と〈市民社会の弁証法〉の行方』(浜野喬士)
 〈4面〉
▽デビッド・B・イェイデン/アンドリュー・B・ニューバーグ著『神秘的経験の諸相』(山根秀介)
▽ジョナサン・グラバー著『子どもを選別するということ』(田中智彦)
▽徳田太郎著『〈熟議投票〉の政治学』(西山 渓)
 〈5面〉
▽奥畑豊著『J・G・バラード』(円堂都司昭)
▽伊与原新著『コズミック・ガール』(九螺ささら)
▽久野量一・千葉敏之・真島一郎編『生を見つめる翻訳』(管啓次郎)
 〈6面〉
▽向谷地生良・村上靖彦編著『刑務所で当事者研究をやってみた』(小西真理子)
▽キアンガ=ヤマッタ・テイラー著『コンバヒーリバー・コレクティヴ宣言』(坂下史子)
▽ロバート・バートレット著『燃やされた中世写本』(久米順子)


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