お知らせ
【What’s New!】週刊読書人2026年7月3日号

【特集】
対談=沼野充義×若島正
<屹立する知の巨人、レムを読み継ぐ>
〈スタニスワフ・レム・コレクション〉(国書刊行会)第二期完結を機に
【本紙イントロより】
〈スタニスワフ・レム・コレクション〉(国書刊行会)第二期が完結した。それを機に、監修・訳・解説を務めたロシア東欧文学者の沼野充義氏と、アメリカ文学者・翻訳家の若島正氏にお話しいただいた。(編集部)
【編集室から】
本コレクションがほぼポーランド語からの直接訳で二二年かけて完結されたことを、お二人のお話を通し、改めてすごいことだと感じている(未訳のレムの批評、原文が英語なら、若島さんは即座に入手しているのではないか)。東西冷戦は終わっても言葉の壁はやはりあるのだろうと、昨今の世界状勢を見ても思う。その中で、異国の作家の作品に夢中になり、それを翻訳して広く紹介しようという熱量! 尊いです。そして今こそ再びレムの作品を通して世界を見る必要も感じている。電脳、人類外の知、異質な存在と抗するのではないあり方――未来予測というよりそれは、レムという知の巨人がこの世の究極の答えを追求した先に辿り着いたものなのだろう。…という話はさておき、レムはただ面白い。訳者、版元さんに感謝しつつ、読ませてもらおうと思う。(S)
【今週の読物】
▽論潮・7月(高原太一)(3)
▽文芸・7月(松田樹)(5)
▽著者から読者へ=『長編詩 追憶の田中清玄』(天童大人)(8)
◇連載=「ケン・ローチの映画について…」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)443(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉水野敬也『夢をかなえるゾウ』(小林翔)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」36(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 744(横尾忠則)(7)
◇連載=滅びゆく惑星で 9(増田俊也)(7)
◇連載=American Picture Book Review 110(堂本かおる)(7)
【今週の書評】
〈3面〉
▽スヴェン・サーラ/クリストファー・W・A・スピルマン編著『資料で読み解くアジア主義』(檜山幸夫)
▽小林哲・藤本憲一編『食の欲望論』(森枝卓士)
〈4面〉
▽森一郎著『活動的哲学へ』(池田 喬)
▽ボリス・ビズミック著『エスノセントリズム』(中西大輔)
▽ニール・マッカーサー著『セックスの倫理学』(相澤伸依)
〈5面〉
▽張天翼著『雪の如く山の如く』(泉谷 瞬)
▽木村洋著『「蒲団」の時代』(栗原 悠)
〈6面〉
▽白川方明著『通貨に信用を刻印する』(小栗誠治)
▽坂本季詩雄・布施将夫・北尾泰幸・林姿穂編著『メディアの中の女性』(水野尚之)
▽宮入恭平編『ライブハウス・スタディーズ』(生井達也)
