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【What’s New!】週刊読書人2026年7月10日号

【What’s New!】週刊読書人2026年7月10日号

【特集】
座談会=浜田 明範・澤野 美智子・市川 智生・西 真如
<研究の「協働」と感染症>
叢書「感染症の人間学」(全四巻)刊行に寄せて

【本紙イントロより】 
 春風社より、「感染症の人間学」と題する叢書が出版された。浜田明範編『都市・移動・感染症』、澤野美智子編『感染症と生の統治』、市川智生編『感染症をめぐる集団変容と歴史』、西真如編『感染症の苦しみへの責任』の四巻本で、文化人類学を中心としながら、学際的な視野を持って行われた研究だ。COVID―19をはじめとした感染症と人間との関係に、深い示唆を与える論集になっている。刊行を機に、編者の四氏にお話を伺った。(編集部)

【編集室から】

 今回の特集は新型コロナウイルス感染症を機縁に出発した共同研究を主題としたものでした。日本における流行開始から約六年半。新型コロナという非日常はやがて日常となり、更にはかつてのような日々が再び過ごせるようになるに従って、パンデミック時の経験は色褪せていったのではないでしょうか。3・11のような急激なカタストロフとは異なり、コロナの惨劇は遷延し、また潮が引くようにゆっくりと人々のもとを去っていったので、傷跡もまた覆い隠されやすかったのだと思います。日常は再び眠りについたかのようです。
 そんな中、コロナの経験を問い返す研究の一群れが今回登場しました(研究は現実に対して常に遅れるものです)。経験は記録し省察されなければ消えていきます。教訓に昇華されねばならないわけでなくとも、当時の生を伝え分析する手立ての一つが結晶したことには大きな意義を感じまました。(K)

【今週の読物】

▽映画時評・7月(伊藤洋司)(7)
▽追悼=カルロ・ギンズブルグ(上村忠男)(8)
▽追悼=アラン・グリーンスパン(田中秀臣)(8)
◇連載=「コスタ・ガヴラスの映画について」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)444(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉川上弘美『光ってみえるもの、あれは』(田原野衣)(5)
◇連載=「読書人を全部読む!」37(山本貴光)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側 745(横尾忠則)(7)
◇連載=滅びゆく惑星で 10 (増田俊也)(7)

【今週の書評】

 〈3面〉
▽向正樹責任編集/高大連携歴史教育研究会編『歴史総合〈私たち〉の物語をつくる』(成田龍一)
▽近藤和彦著『『歴史とは何か』の人びと』(中嶋 毅)
▽クラウス・フィーヴェーク著『自由の思惟』(小林正士)
 〈4面〉
▽スティーヴ・クロウショー著『権力者を訴追する』(藤井広重)
▽中北浩爾著『現代日本政治史』(吉田龍太郎)
▽北野秋男著『危機に立つ学校教育』(高橋寛人)
 〈5面〉
▽荻世いをら著『彼女のカロート』(竹永知弘)
▽川奈まり子著『昭和懐古奇譚集』(九螺ささら)
▽中地義和編『芸術における晩年スタイル』(小倉孝誠)
 〈6面〉
▽米田綱路著『越境者ラデク』(吉川弘晃)
▽マックス・ブルックス/ジョン・アンブル/ML・カヴァナー/ジェイム・ゲーツ編『『スター・ウォーズ』に学ぶ現代の戦争』(海老原豊)
▽井上理津子著『東京で驚いた』(友田とん)

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