古井由吉

 ★ふるい・よしきち=小説家

 一九三七(昭和一二)年一一月東京生まれ。東京大学独文科卒業。立教大学でドイツ文学を講じたのちに文筆活動に入る。現代人の不安や狂気を独得の文体でえがき「内向の世代」とよばれる。一九七〇年発表の「杳子」で第六四回芥川賞を受賞。また、八三年『槿』で第一九回谷崎潤一郎賞、八九年『仮往生伝試文』で第四一回読売文学賞、九六年『白髪の唄』で第三八回毎日芸術賞などを受賞した。ほかの著書に『栖』『椋鳥』『魂の日』『楽天記』『陽気な夜まわり』『東京物語考』などがある。

 本紙に掲載された古井作品の書評として松原新一氏による『円陣を組む女たち』、小川国夫氏による『杳子・妻隠』、饗庭孝男氏による『行隠れ』、高橋たか子氏による『水』、笠原伸夫氏による『櫛の火』、磯田光一氏による『聖』、梶木剛氏による『女たちの家』、野島秀勝氏による『栖』、北村太郎氏による『明けの赤馬』など。

著者/編者としても活躍されています

関連記事