記事 2025-12-12
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- [週刊読書人]2025/12/12号
- ジャンル:文学研究・評論
- 著者/編者: テリー・イーグルトン
- 評者: 山田広昭
悲劇とは何か テリー・イーグルトン著 山田 広昭 繰り返される、「何々は死んだ」、「何々は終わった」という言説。しかし、こうした言説が意味を持つのは、何々としての何々は終わったとして言明さ... -
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汐見夏衛『臆病な僕らは今日も震えながら』 中道 遥香 夜の底に一条の光が差すように、この小説は心に寄り添う。 本書は、声にならない想いを抱えた高校生たちの日常を、静かな筆致で描き出す物語... -
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装いの翼 おしゃれと表現と 行司 千絵著 松岡 瑛理 11月上旬、東京都練馬区にある「ちひろ美術館・東京」にて、本書の刊行をきっかけに開催された展覧会(『装いの翼』展)に足を運んだ。会場に... -
変わりゆく戦没者慰霊 由谷 裕哉編著 角田 燎 戦後80年が経過し、戦争体験者と近しい関係にあった人々の高齢化が深刻化している。毎年開催されている全国戦没者追悼式では、配偶者の出席者はいな... -
生成AI×ロボティクス 中村 靖子監修・南谷 奉良編 松浦 和也 AIやロボットの意義や社会的功罪に関する議論は前世紀からあるが、ここ数年の大規模言語モデル(以下、LLM)の登場はこの種の... -
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村上陽一郎の〈科学・技術と社会〉論 柿原 泰・加藤 茂生・萩原 優騎編 愼 蒼健 本書は、2016年に刊行された柿原泰・加藤茂生・川田勝編『村上陽一郎の科学論――批判と応答』(新曜社)の続... -
- [週刊読書人]2025/12/12号
- ジャンル:特集
角田 光代 ①佐藤正午『熟柿』(KADOKAWA) ②リチャード・フラナガン『第七問』(渡辺佐智江訳、白水社) ③小川洋子『サイレントシンガー』(文藝春秋) ①は、交通事故を起こし... -
百人一瞬 小林康夫 第91回 廣松渉(一九三三―一九九四) 前回、「本を書いた」丹生谷貴志さんと「本を書けなかった」わたしとの〈交差〉を語った。とすれば、その続編、どのようにわたしがそれで... -
日常の向こう側 ぼくの内側 719 横尾忠則 2025.12.1 愛子さまの新しい猫みみ(美海)ちゃんが紹介されたけれど、思わずそのルックスにふき出してしまった。この子を選んだ愛子さまのセンス... -
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 418 ルノワールからもらった手紙 JD 今日の観客たちは、映画に関して本当に知識がなくなっています。映画を少しでも、またよりよく理解するためには、最低限の知識が... -
映画時評 12月 伊藤洋司 貧しい初老の夫婦、シャルルとリュシーは南仏の豪邸の相続人となったと告げられる。相続の手続きに必要だという保証金を、全財産を売り払って用意すると、一足先に相続した高... -
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