文学研究・評論の記事
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フランスで考えた中上健次のこと 野浪 行彦著 関 大聡 面白い一冊である。中上健次は一九四六年に生を享け、七六年『岬』で戦後生まれとして初の芥川賞を受賞、九二年に腎臓がんで没するまで時代の先端...
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小谷野 敦著『文化大革命を起こしてはならない 小谷野敦時評集2012-2025』を読む 長濱 一眞 ムーミンのトリビアを「女子に話すとわりあい受け」る云々と本書にあるからでないが、かねて小谷野敦...
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芥川龍之介あれこれ事典 石割 透著 山本 莉会 文壇の花形として華々しくデビューを飾り、スター街道をひた走った作家。知性と洗練を兼ね備えた圧倒的な存在感を示しながら、繊細さゆえ若いままにこ...
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菊池寛アンド・カンパニー 鹿島 茂著 掛野 剛史 待望の一冊である。菊池寛の生涯について知りたい時に、最初に参照することができる書籍が出たことをまずは喜びたい。菊池寛の伝記としては、菊池寛...
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加藤典洋とは何者だったか? 黒川 創・瀧口 夕美編 長瀬 海 僕も文芸誌で加藤典洋とは何者だったかという趣旨の批評を連載している手前、本書を評することに難しさを感じるのではないかという予感...
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大岡信とことばの詩学 野沢 啓著 岡本 勝人 かつて小林秀雄は、『考えるヒント』の「言葉」のなかで、本居宣長の言葉の姿は真似し難いが、意味は真似しやすいという言葉を引用した。宣長の歌論は歌が言...
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