記事 2025-07-11
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映画時評 7月 伊藤洋司 パヤル・カパーリヤー『私たちが光と想うすべて』 アヌはイスラム教徒の恋人シアーズと会った後、青いレインコートを夜の雨に濡らして無言で帰宅する。アヌが壁に掛けられた楕円...
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- [週刊読書人]2025/07/11号
- ジャンル:連載
- 評者: ジャン・ドゥーシェ氏に聞く
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 398 ブニュエルとスペイン JD ルイス・ブニュエルは、政府が隠しておきたい人々の姿を撮影してしまった。結果として、『糧なき土地』は政府に上映を禁止され、彼はスペイ... -
日常の向こう側 ぼくの内側 横尾忠則No.698 2025.6.30 滝沢直己さん来訪。ポスターの依頼を受ける。イッセイ・ミヤケ時代に滝沢さんとのパリコレのインビテーションデザインは、毎回変化の連...
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百人一瞬 小林康夫 第70回 マリオン・ラヴァル=ジャンテ 本連載第63回(ドミニク・レステル)で、二〇一四年夏にドミニクとともにマリオンさんを東大に招いて「非人間」についてのシンポジウムを行...
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論潮 7月 高木駿 山口情報芸術センター(YCAM)で行われた「ファンダメンタルズバザール」にお呼ばれして山口市に来ました。「ファンダメンタルズ」は、「科学・アート・社会を新たに結びつけ直し、各領...
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文芸 7月 山田昭子 顕微鏡、双眼鏡、そしてスマートフォンのカメラ機能。身体に密着するものでいえば眼鏡やコンタクトレンズも含まれるだろう。私たちは日常の中でさまざまなレンズを用いているが、レンズは...
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「国語」と出会いなおす 矢野 利裕著 井上 功太郎 「国語」に、どのようなイメージをもっているだろうか。漢字、作文、物語……。そのあたりのことは、ぱっと浮かんでくる。だが、小学校・中学校・高校...
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二十世紀中国美学 丁 乙著 鄭 子路 研究はだれのためにするものであろうか。それは私を含め、若手研究者がよく悩むことである。この問題について、それぞれの専門分野にはそれぞれの答えや考え方がある...
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- [週刊読書人]2025/07/11号
- ジャンル:芸術
- 著者/編者: ランバート・ザイダーヴァート
- 評者: 暮沢剛巳
公共内芸術 ランバート・ザイダーヴァート著 暮沢 剛巳 今日も各地では様々な文化催事が開催されているが、その多くは公的な助成の対象である。こうした文化催事の助成に対しては賛否両論相半ばし、容易... -
ポピュリズム 堂場 瞬一著 土佐 有明 フィクションとは思えないほどリアリティに満ちた小説である。舞台は二〇××年の日本。政界では一〇年以上前に与党の新日本党により国会が廃止され、直接民主制が...
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食わず女房から源氏物語へ語りをたどる 藤井 貞和著 鈴木 貞美 詩的想像力と学的研鑽が混然として展開する「藤井ワールド」が一望できる。自身の歩みを振り返りながらだから、その秘密も垣間見える。 ...
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検証 異次元緩和 原田 泰著 井上 智洋 アベノミクスの評価をめぐる議論は、党派的で感情的になりがちだ。とりわけ、野党支持者やリベラル派、緊縮派などを中心としたアベノミクス否定派による、「アベ...
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統一教会・現役二世信者たちの声 瓜生 崇著 辻 隆太朗 日本社会における統一教会(2015年に世界平和統一家庭連合と改称)批判は、霊感商法と合同結婚式についての話題を中心として、1980年代後...
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転がる石のように 山田 健太著 鈴木 雄雅 二〇二五年前半のジャーナリズムは、国内では「昭和百年」「戦後八〇年」というキーワードをはじめとして、一九九五年に起きた阪神・淡路大震災、地下鉄サリン...
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共生の思考法 塩原 良和著 大槻 茂実 多文化共生は現代日本社会が向き合うべき一大テーマとなった。近年における入管法の改正やコロナ禍後の来日外国人人口の増加といった事実を踏まえれば、この指摘自...
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〈いのち〉をケアする医療 加藤 眞三著 柏﨑 郁子 本書は、「患者学」の実践的な手引きであり、同時に医療者に倫理的指針を与える書である。著者は2004年、2014年にも患者学をテーマに著作を重...
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